何もやる気にならない病、のめしこき

1日の始まりの流れはいつも変わらない。

 

夫が先に起き上がりトイレに入る。夫がトイレから出たら私が起きてトイレに入る。

夫が洗面所でうがいをして顔を洗う。夫が終わったら私も洗面所でうがいをして顔を洗う。

夫が仕事部屋で充電しているスマホを見に行く。私はその間家のハンドタオル3枚を新しい物に変えて、朝ごはんの準備だ。

朝ごはんは玄米、納豆、前日の残りの味噌汁、ヨーグルト。いつもこれ。

 

そのあとはどんなに少なくても洗濯機を回す。洗濯機の中が洗濯物でぎゅうぎゅうになるとちゃんと洗えていない気がしてしまうから絶対に毎日回す。

 

この後は掃除機とハンディークイックルで家中のホコリとおさらば。

コロコロでカーペットのゴミ取り。

洗面台とトイレとお風呂掃除。

皿洗いをして、洗濯を干す。

 

ここまで終えて時刻は朝10時。

 

 

さあ、やる事が無くなったぞ。

 

何をしてもいい。何もしなくてもいい。それはわたしの自由だし誰にも何も指図されない。

 

でも何故だろう。ここまで自由時間があるのに、びっくりするくらい何もやる気にならない

 

仕事で忙しい時、やりたい事や習得したい事が沢山あった。通勤時間に勉強したり、昼休みに読書をしたり、休みの日には何か楽しそうな事がないか探して出掛けていた。

もっと時間があればあれがやりたい、これがやりたい

そんな風に思っていた。毎日毎日。何年も。

 

それなのに何故だろう。

 

朝の10時以降自由時間だと言うのに

それらのどれもしたくない。

やりたかったはずの事に手が伸びない。

 

 

だからダラダラと過ごしてみることにした。

 

本当にやりたい事はダラダラと過ごす中でもやるだろうから。

 

無理に新しいことを始める事もしない。

 

本能に嘘を付かずに過ごしてみる事にしよう。

 

 

思えば時間が出来たらやりたいと思ってた事は、資格の勉強やら何やらだったわけだが。時間も自由もある今、やる気にならないって事は本当にやりたい訳じゃなくて、やった方が人生にプラスなるかもっていう変な向上心があっただけだ。

 

やった方がいいのかもって感情を「やりたい」と勘違いしてたんだ。

そりゃあ、やる気にならないのは仕方ないわな。

 

私はもっと楽に楽しくダラダラ生きて死にたい。

いつか死ぬ事は決まってるんだからやりたくない事に時間を使いたくない。

 

昔から親に「あんたは本当にのめしこき」と呆れられていたなぁ。

 

のめしこきってのは怠け者って意味の方言

 

子供の頃からのめしこきだったんだ。大人になって変わる事はないだろう。堂々とのめしこきとして生きるとしよう。

 

今日は本能のままに漫画を読みまくったぜ。